教皇、カルザイ大統領に書簡
キリスト教改宗者の処遇めぐり
(2006.3.26)

 

 教皇ベネディクト16世がアフガニスタンのカルザイ大統領宛てに書簡を託し、キリスト教に改宗した男性の処遇をめぐって人間の権利としての信教の自由を尊重するよう願われたことが、25日、バチカンの広報局より明らかにされた。

 アフガニスタンのアブドル・ラフマン氏(41)は、16年前にドイツでイスラム教からキリスト教に改宗した。元妻との娘の親権をめぐる争いの後、元妻の家族からイスラム教棄教のかどで訴えられ、聖書を持っていたことから拘束されて、現在はカブールの刑務所にいる。

 イスラム法では棄教・改宗の罪は重く、有罪が確定すればラフマン氏は極刑を言い渡される可能性さえある。アフガニスタン憲法は国連憲章の遵守と世界人権宣言の尊重を盛り込んでいるが、イスラム教の教えに反する法は認めていない。

 教皇は、22日付けの書簡で、「深い人間的な哀れみ」に動かされ「人間の命の尊厳への揺らぐことのない信念」と「個人の思想と信教の自由の尊重」をもって、カルザイ大統領にラフマン氏の解放を願われた。

 

vatican radio

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