ヨハネ・パウロ2世帰天から1年:
バチカンでロザリオの祈り
(2006.4.3)

 

 前教皇ヨハネ・パウロ2世の帰天から1年が経った2日の夜、バチカンでロザリオの祈りの集いが行われた。

 ローマ教区の呼びかけで行われたこの集いには、世界各国の巡礼者およそ10万人が参加。闇の落ちる中、会場の聖ペトロ広場は人々が灯すろうそくの光で浮かび上がった。信者たちはロザリオの祈りを唱えつつ、それぞれの感慨をもって一年前の夜に訪れたヨハネ・パウロ2世の死を振り返った。

 前教皇が亡くなった2005年4月2日も、聖ペトロ広場は祈りを捧げる信者たちで埋め尽くされていた。教皇の容態を案じて訪れる人の数は夜がふけても減ることなく、むしろ次第に増え続けていった。午後10時頃、教皇庁国務省総務局長のサンドリ大司教が会衆に教皇の逝去を告げた。「親愛なる兄弟姉妹の皆さん、私たちの愛する教皇ヨハネ・パウロ2世は、21時37分、天の父の家に帰られました」。

 その時、深い大きな沈黙が広場を包んだ。教皇の逝去を告げる鐘の音が重々しく響く中、その後何時間にもわたって人々は留まり、ロザリオを唱え、聖歌を歌って教皇の冥福を祈り続けた。

 それから1年後のこの夜も、人々は同じ広場に集い、亡き教皇への変わることない敬愛を表した。午後8時半から始まった集会ではヨハネ・パウロ2世の言葉が朗読され、ローマ教区の聖歌隊の歌声が静かに流れた。

 午後9時頃、バチカン宮殿の教皇の書斎の窓が開かれると、昨年を思い起こす人々の感動は一気に高まった。教皇ベネディクト16世は窓辺に姿をお見せになり、人々と唱えるロザリオの祈りを先唱された。

 前教皇の亡くなられた時刻になると、教皇は集まった人々に言葉をおくられた。「愛するヨハネ・パウロ2世は私たちの精神と心の中にいつまでも生き、神と人に対する愛を伝え続ける」と、述べられた教皇は、亡き教皇の遺産を受け継ぎ、キリストに従い福音を述べ伝え、人類の兄弟愛と連帯を育てていこうと呼びかけられた。

 

 

vatican radio

strumenti di navigazione links & sourcesprofessional servicewho we arethe Pope's voicebroadcasts on demandlive broadcasts

 

 

 

 



















 

 

 

 

 







 


 



 

 

trasmissioni in direttatrasmissioni on demandlink e fontilink e fontichi siamola voce del papa