教皇ベネディクト16世は、10日、国際大学会議「UNIV2006」に参加の学生らとお会いになった。
UNIVは、オプス・ディの主催で毎年聖週間中にローマで開催される、大学生の精神的形成を目的とした会議。「文化を創る:広報メディアの表現」をテーマにこの日から3日間の日程で開催された今年の会議には、世界32カ国からおよそ3500人の大学生が参加した。
今月16日に79歳の誕生日を迎えられる教皇にお祝いの言葉と拍手がおくられるなど、バチカンのパウロ6世ホールで行われた教皇と学生らとの出会いは、非常に親しみに満ちたものとなった。
教皇は参加者への挨拶で、現代の新しい技術とマスメディアが、人々の間の誠実な対話と友情、神との内面的な関係の構築に残念ながらいつも役立っているとはいえない現状を指摘されながら、こうした中で生活におけるイエスの存在の大切さを強調された。
イエスとの出会いと友情は、それぞれの幸福に大きく影響することと述べられた教皇は「皆さんの生活にとって友情はとても大切なものでしょう。イエスを皆さんの最も親しい友達の一人に、いやむしろ最高の友達にしてごらんなさい。イエスとの友情は、兄弟である他の人々との友情に皆さんを導くはずです」と話され、イエスの友情の使徒となるよう学生たちを招かれた。
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