ザビエル生誕500年
バスク地方とスペイン全体の平和祈る
教皇一般謁見
(2006.4.5)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで5日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

 聖週間と復活祭に向けての準備が進む聖ペトロ広場には、およそ3万人の巡礼者が集った。

 謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で教皇は、数週間前から始まった新しいテーマについて、イエスの当初の計画を知るために教会の始まりを考え、時代を越えて残ってきた教会の本質を理解したいと説明、この日は教会における交わりとは何かを考察された。

 「教会のあるところに神の聖霊がある。神の聖霊があるところには教会とあらゆる恵みがある。聖霊は真理だからである。」というリヨンの聖イレネウスの言葉を引用された教皇は、聖霊はキリストの弟子たち同士の間、またキリストとの間の一致の源泉であると述べられた。

 しかし同時に、愛における交わりであるはずの教会の中にも、いつも人間的弱さに由来する不一致と分離が同時に存在し、イエスの弟子たちの共同体も最初からいろいろな試練を体験したことを指摘。

 聖霊の賜物である真理と愛の交わりを常に教会の中に保ち、権威をもって導く使徒たちの任務を強調すると共に、使徒言行録に見られる「ひたすら使徒たちの教えを守り、兄弟的交わりを大切にし、パンを手で分け、祈っていた」初代教会の信者たちの熱心を振り返られた教皇は、いつの世もキリストの真理と愛の光が教会と世界に絶やされることがないよう、使徒の後継者たちのため、すべての司教、教皇のために祈るよう信徒らに招かれた。

 教皇はカテケーシスに続き、巡礼者らに心のこもった歓迎の言葉をおくられたが、特にスペイン語の挨拶では、アジアにおける偉大な宣教者、聖フランシスコ・ザビエル生誕500年を今月7日に迎え、ナヴァラの聖堂で記念ミサが行われることを紹介された。また教皇はこれに際し、バスク地方とスペイン全体における平和への努力が達成されるよう、同聖人の取り次ぎを祈られた。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス

 

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