30日、3人の新福者の列福式が行われた。
インドのラマプラムでは、エルナクラム=アンガマリ教区のシロ・マラバル典礼大司教ヴィタヤシル枢機卿の司式で、アゴスティーノ・テヴァルパランピル神父の列福が、またイタリアのミラノでは、同大司教テッタマンツィ枢機卿によって、ルイジ・ビラギ神父とルイジ・モンツァ神父の列福式がとり行われた。
3人の新福者の人となりは以下のとおり。
アゴスティーノ・テヴァルパランピル神父(1891−1973)
インド、ケララ州ラマプランに生まれる。教区司祭。ガンジーがハリジャン(神の子)と呼んだ社会の最下層の人々の生活向上と福音宣教のために尽力。困難を乗り越え最も貧しい人々のために献身的奉仕を続け、自らも祈りと清貧、単純さのもとに生き、福音の精神を身をもって証しした。
ルイジ・ビラギ神父(1801−1879)
伊・ミラノの近くヴィニャーテ生まれ。教区司祭。深い霊性と学識に恵まれ、神学校の教授、霊的指導者として奉仕。またアンブロジアーナ図書館の学者として教会史・キリスト教考古学・神学研究を深めた。ロンバルディアの統治がオーストリアからイタリア王国へと移行する激動の時代に平和構築と対話に努め、聖マルチェリーナ修道女会を創立し、若い女性のキリスト教教育に貢献した。
ルイジ・モンツァ神父
(1898−1954)
伊・ヴァレーゼのチスラーゴに生まれる。教区司祭。貧しい農家に生まれ、苦学して司祭に。小教区で活発な司牧活動をする中、1927年、ファシストたちから無実の罪をきせられ4ヶ月刑務所に入る。1936年、レッコの教会の主任司祭となり、死に至るまで「善き牧者」として同地で人々に奉仕した。初期キリスト教教会の愛徳の精神に立ち返り、世俗化された世界を聖化するよう呼びかけ、在俗会「愛徳の小さな使徒姉妹会」、社会福祉組織「私たちの家族」を創立、体の不自由な子どもたちや、経済的・家族的困難を抱えた児童たちのために奉仕した。
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