アルゼンチンのラウル・フランシスコ・プリマテスタ枢機卿が、1日、コルドバで逝去した。87歳だった。
同枢機卿は、1919年、カピッラ・デル・セニョールに生まれた。1942年ローマで司祭叙階後は、アルゼンチンに戻り、ラ・プラタの小神学校長などを務め、1957年、ラ・プラタ補佐司教、1961年、サン・ラファエル司教となる。この頃、第2バチカン公会議の準備委員会でも活躍した。
1965年、コルドバ大司教(1998年現職引退)となり、アルゼンチンの困難な政治・社会状況の中、教会を指導、文化分野や労働者との対話を築いた。1973年、パウロ6世によって枢機卿に任命された。
教皇ベネディクト16世は現コルドバ大司教におくられた弔電の中で、プリマテスタ枢機卿の冥福を心から祈られると共に、同枢機卿の教会への献身を思い起こされた。
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