スイス衛兵記念行進:
750キロを経てローマに到着
500年前そのままに
(2006.5.5)

 

 バチカンのスイス衛兵隊創設500年祭の行事の一環として、スイスからバチカンに向けての元衛兵隊員による記念行進が行なわれた。4月7日スイスを出発した一行は、およそ750キロの行程を歩き、5月4日ローマに到着、バチカンで教皇ベネディクト16世の祝福を受けた。

 同衛兵隊の創立は、教皇ユリウス2世(在位1503−1513)の召集に応え、150人のスイス兵が長い行進の末、1506年1月22日にローマ入りしたのをその起源とする。現在でも1月22日にスイス衛兵隊は彼らの創立記念日を祝う。

 500年前の歴史的な行進を再現するために、元衛兵隊員ら70人は先月スイスのティチーノ州ベリンゾーナを出発、ミラノを経た後は、当時ローマへの重要な巡礼ルートであった「フランチジェーナ街道」をたどり、フィデンツァ、ルッカ、シエナ、モンタルチーノ、アックァペンデンテ、ヴィテルボなどを通過、各地で市民の歓迎を受けながらローマへと向かった。

 行進の最終日を迎えた4日午後、一行はかつて北方から訪れた人々のローマへの入り口であったポポロ門(フラミニア門)をくぐり、ローマ市街へ入場。ポポロ広場で、現役のスイス衛兵たちとローマ市の関係者らの出迎えを受けた一団は、現役隊員らと合流し、楽団の奏でるマーチと共に教皇の待つバチカンへとさらなる行進を続けた。

 バチカンの外でほとんど見る機会のないスイス衛兵隊の華やかな姿に、市民や観光客らはさかんにシャッターをきり、感嘆の声をあげていた。スイスの国旗色である赤と白のシャツにリュックサックを背負い隊列を組んでさっそうと歩くOBらにも温かい拍手がおくられた。

 バチカンの聖ペトロ広場に整然と並んだ旧・現隊員らに、教皇は宮殿の窓から伊・独・仏語の3ヶ国語で労をねぎらい感謝を表す言葉をおくられ、心からの祝福を与えられた。

 スイス衛兵隊創立500年の記念行事は、6日に行なわれる新隊員宣誓式で頂点を迎える。

 

 

 

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