世界召命祈願日:
教皇、新司祭15人を叙階
(2006.5.7)

 

 教皇ベネディクト16世は、世界召命祈願日を迎えた7日、ローマ教区の司祭の叙階式をとり行われた。

 復活節第4主日に記念される世界召命祈願日は、司祭や修道者への神の招き(召命)に、多くの人がこたえることができるよう、カトリック教会全体が祈りを捧げる日。1964年、教皇パウロ6世によって制定された。

 教皇は、この日、バチカンの聖ペトロ大聖堂で捧げられたミサ中の式で、イタリア出身12名、ポーランド、イスラエル、ホンジュラス出身各1名の計15名の助祭を、司祭に叙階された。

 ミサ中の説教で教皇は、この日の福音朗読(ヨハネ10、11−18)の中でイエスが言う「良い羊飼い」であるための本質的条件として、「羊たちのために命を捨てる」「自分の羊を知り、羊も自分を知っている」「一致のために奉仕する」の3点を挙げられた。

 これらの点に触れる前に、教皇は朗読箇所の前にある言葉、イエスは「羊の門」(同10、7)であり、「門を通らないでほかの所を乗り越えて来る者は、盗人、強盗である」(同10、1)をも引用され、イエスという門を通らずに、「乗り越える」すなわち高い所に上ろうとする行為に、教会の中で地位を築き、仕えるためではなく、利用するために牧者になることの危険性を指摘された。教皇は「司牧者の職務で上がることが許されているのは十字架のみ」と強調、新しい司祭たちがイエスのために、イエスを通して、イエスと共に、人々に謙虚に完全に献身することができるよう祈られた。

 そして、聖体にイエスの十字架の犠牲を思い、聖体を学校として自分の命を捧げることを学ぶよう、また御父とイエス、イエスと人々の絆を基礎に、イエスの心をもって人々を知り、人々をイエスに導くように、さらに教会の内外において普遍的な一致という大きな課題に取り組むよう、真の司牧者のあり方を示された。

 

 

 

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