伝承は生きた福音書
教皇一般謁見
(2006.5.3)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで3日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

 現在春の観光シーズンにあるローマは、連日多くの旅行者でにぎわっている。バチカンでも、聖ペトロ広場で行われた謁見に6万人を超える巡礼者が集った。参加者らは青空のもと共に教皇の言葉に耳を傾け、その祝福を受けた。

 謁見中のカテケーシスでは、教皇は前回に続いて「伝承」について考察を深められた。

 「教会とは古い事柄や言葉の集まりではない」と述べられる教皇は、伝承を「源泉、すなわちキリストから私たちに向かう、私たちを神と人類の歴史に巻き込む新しい命の川」と表現され、第2バチカン公会議も「神の啓示に関する教義憲章」の中で教会生活における伝承の重要さ、その使徒的性格を強調していることを紹介された。

 そして、「伝承は使徒たちの唯一無比の完全な経験をもとに、彼らによって告げられた生きた福音書」であり、「使徒たちとその後継者の中継を通し、原初の体験のうちに忠実に続けられる、教会の歴史の中で働く聖霊の歴史」でもあると説かれた。

 この後、教皇は世界各国の巡礼団に挨拶をおくられたが、中でも「神の母ポーランドの女王」の聖母祝日を機会に訪れたポーランドの6千人の大巡礼団に対し、今月25日から28日にかけて行われる教皇の同国への司牧訪問のために祈って欲しいと願われた。

 最後に、教皇は聖母に捧げられた5月にあたり、毎日の生活の中で神の御旨を果たせるよう、またすべての十字架に救いの意味を知ることができるよう聖母の教えに学び、ナザレの家の祈りと愛のうちに家庭生活を築くようにと、信者らに呼びかけられた。

 

 

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