教皇ベネディクト16世は、10日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。
ローマは晴れたりくもったりの変わりやすい空模様となったが、涼しい気温のため、聖ペトロ広場に集ったおよそ5万人の巡礼者たちにとっては過ごしやすい一日となった。
謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で教皇は、ここ数回テーマとしている教会の伝承と関連し、司教の役割について考察された。
教皇は、キリストから直接派遣された12使徒たちに、マティアやパウロ、バルナバたちが加わっていく経過を指摘されながら、使徒たちの次の世代にその役務を継承していく司教たちの存在に注目されると共に、特に聖ペトロと聖パウロによって創立されたローマの教会の重要性を説かれた。
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