教皇ベネディクト16世は、12日、サンタ・マリア・デル・アニマ神学院の司祭や神学生らとお会いになった。
ローマのナヴォーナ広場の近くにあるサンタ・マリア・デル・アニマ神学院は、今から600年前の1406年、時の教皇イノチェンテ(イノケンティウス)7世の命によって、ドイツ語圏のカトリック信者たちのために創立された。以来、同神学院と付属の教会は、長い世紀にわたりローマ在住、またはローマ巡礼中のドイツ人たちの精神的拠点となってきた。
教皇は関係者らへの挨拶で、サンタ・マリア・デル・アニマ(魂の聖マリア)という名前が喚起する、「人生を巡礼する魂たちを保護する聖母への深い信頼」と、「死者の魂を記憶することで呼び起こされる、私たち命の脆さの自覚と、神の光と愛に生きる永遠の召命の確認」の2つの側面を示された。
そして、教皇はローマの同神学院での滞在を通して、普遍の教会の偉大さと素晴らしさを体験して欲しいと司祭や神学生らを励まされた。
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