教皇ベネディクト16世は、18日午後、ロシア正教会の諸教会対話責任者、スモレンスク＝カリニングラードのキリル府主教とお会いになった。
また、同日、キリル府主教は、ローマ市内の聖クレメンテ教会を訪問、聖チリロの聖遺物の前で祈りを捧げた。
今回の同府主教のイタリア訪問は、ローマで初めてのロシア正教会の聖堂となる、アレクサンドリアの聖カタリナ教会の祝別を目的としたもの。
19日午前、キリル府主教は、ロシア大使館があるローマ市内のヴィラ・アバメレクの敷地内に建てられた同教会の祝別式をとり行った。
これを機会に18日夜行なわれた記念コンサートでは、教皇庁正義と平和評議会元議長ロジェ・エチガライ枢機卿が教皇の名においてお祝いの挨拶をおくり、キリル府主教もこれに答えて共に祈ることと対話・協力の大切さを強調した。
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