ヨハネ・パウロ2世狙撃事件から25年
教皇、祈りの集いで回想
(2006.5.14)

 

 教皇ベネディクト16世は、14日、日曜正午の集いでレジナチェリの祈りを信者と共に唱えられた。

 集いの説教で教皇は、1981年5月13日、ファティマの聖母の日にヨハネ・パウロ2世が狙撃されてから25年が経過したことを思い起こされた。

 この中で教皇は、ヨハネ・パウロ2世はご自分が「母なる手」によって奇跡的に救われ、その在位全体がファティマで聖母が告げたことに示されていたと感じておられたことを紹介された。

 説教の終わりに教皇は、この日曜日記念された「母の日」のために、特に世界中の家庭と母と子らを聖母に託して祈られた。

 この集いの前日の13日、ファティマの聖母の祝日を迎え、ヨハネ・パウロ2世の狙撃事件25年を思い起こすミサがバチカンでとり行なわれた。

 このミサには、およそ2万人が参加。巡礼者たちはミサの前にファティマの聖母像と共に、聖天使城からバチカンの聖ペトロ広場まで宗教行列を行なった。聖母像は沿道の人々が白と黄色の花びらを撒く中をゆっくりと進み、ヨハネ・パウロ2世が狙撃された場所でしばし留まった。

 事件から25年を機会に、聖ペトロ広場の右回廊の前の教皇狙撃現場には事件の日付と同教皇の紋章を刻んだ石板がはめ込まれたばかり。同様の石版は、負傷した教皇が最初に運び込まれたバチカン市国内の診療所の床にも敷かれた。

 ミサの終わりには、司式者カミッロ・ルイーニ枢機卿によって、「聖母が司牧者と信徒たちを見守り、また、すべての国々が主の御旨を果たし平和を得ることができるようその歩みを導いてくださるように」と祈るベネディクト16世の言葉が読み上げられた。

 

 

 

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