教皇、飢餓撲滅のための
具体的行動呼びかける
日曜正午の集いで
(2006.5.21)

 

 教皇ベネディクト16世は、21日正午、レジナチェリの祈りを巡礼者らと共に唱えられた。

 集いの説教の冒頭で教皇は、典礼暦で今月25日(多くの国の教会では同28日)に記念される「主の昇天」の祝日に触れられた。そして、キリストの昇天の行為の中に、「天に上がる、神のもとに帰ることでその明確な神性を表された」こと、「ご自身がとられ、死者の中から復活されたその人性と共に天に昇られた」ことの2つの意味を見出され、その変容し、神化され、永遠となった人性は、私たちのものでもあり、主の昇天は、神の国における永遠の命という、人間一人ひとりの究極の召命を啓示するものであると述べられた。

 続いて、主の昇天の日に(日本では復活節第6主日、5月21日に)記念されるカトリック教会の「第40回世界広報の日(テーマ:コミュニケーション、交わり、協力のネットワークとしてのメディア)」に言及され、メディアが福音宣教と民族間の連帯に役立つものであるようにと願われた。

 こうした中で教皇は、子どもたちをはじめすべての人々の飢餓からの解放を目指して行動を呼びかける国連世界食糧計画主導のイベント、「ウォーク・ザ・ワールド」を紹介され、ローマなど100カ国の都市で行われるこの行事に祈りをもって参加したいと述べられた。そして、悲劇的な状況のもと最低限の食糧さえも満たせないスーダンのダルフールなど、深刻な飢餓に苦しむ世界中の人々のために具体的な働きを呼びかけられた。

 そして、教皇は飢餓の中にある兄弟姉妹と彼らを支援する人々、また広報を通して民族間の連帯と平和に寄与する人々を聖母に託されると共に、故ヨハネ・パウロ2世の思い出のもと25日(木)から28日(日)まで行われるご自分のポーランド司牧訪問の実りを聖母に祈られた。

 集いの最後に、教皇は6月3日(土)聖霊降臨の前夜に、聖ペトロ広場で世界の100以上の教会系の運動団体や新しい共同体との出会いを行うことを予告、この中で聖霊降臨の第一晩課を共に唱え、信者たちの心が聖霊に満たされ、すべての人々にキリストの愛のメッセージが伝わるよう祈りたいと述べられた。

 

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