教皇「人類はアウシュビッツの
恐ろしさを忘れるな」
(2006.5.31)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで31日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

 聖ペトロ広場で行なわれた謁見には、日本を含め世界各国からおよそ3万人の巡礼者が参加した。

 ポーランド司牧訪問から戻られて間もない教皇は、謁見中の講話で、同国滞在中に訪れたワルシャワ、クラコフ、ワドヴィッツェ、またチェンストホーヴァやカルヴァリア・ゼブジドフスカの巡礼聖堂など、ヨハネ・パウロ2世にゆかりの深い多くの場所とそこでの人々との出会いを思い起こされた。

 また、教皇はアウシュビッツ強制収容所を訪問し、6百万人以上のユダヤ人と、およそ15万人のポーランド人をはじめ、犠牲になったすべての人々のために祈ったことを深く心に留められた。

 教皇は、アウシュビッツ=ビルケナウと、ナチスによるその他すべての「死の工場」の恐ろしさを決して忘れることなく、反ユダヤ主義の根底にある人種的憎悪と闘っていかなければならないと呼びかけられた。

 そして、救いのために自ら悪の底知れぬ淵に降りていかれたキリストの十字架の神秘を観想し、キリストにおいて共に正義と真理と平和の世界を築き上げるために私たちを呼ばれる愛の神に人類が立ち戻るようにと祈られた。

 → 教皇一般謁見・講話

 

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