聖霊降臨の主日を翌日に控え、3日バチカンで教会運動関係者の大会が開かれた。
教皇庁信徒評議会(議長:スタニスラウ・リルコ大司教)が主催したこの集いには、世界各国の様々な教会運動、新しい共同体に属する人々およそ40万人が参加、バチカン一帯は朝早くから次々と訪れる参加グループであふれかえった。
夕方から行なわれた教皇ベネディクト16世との集いでは、聖霊降臨の第一晩課が共に唱えられた。
聖ペトロ広場はもとより、コンチリアツィオーネ通りの先まで見渡す限りの参加者に、教皇は「聖霊は皆さんに豊かな多様性を望み、また一つのからだであることを望まれた」と呼びかけ、教会の活力としての教会運動の存在に大きな期待と信頼を託された。
「教会運動は真のいのちへの渇きから生まれる。自分のいのちを与えるかわりに、自分のためだけに独占しようとする社会では、他人のいのちも危険にさらされている」と、教皇は特に生まれる前のいのちを尊重しない社会に警告を発せられ、「いのちを大切にするには、いのちの泉を再発見し、聖霊に生かされなければならない」と説かれた。
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