教皇ベネディクト16世は、イタリア中部のマチェラータとロレート間で行なわれた巡礼行進の参加者にメッセージを送られた。
マルケ州の都市マチェラータから聖母巡礼地ロレートまで27キロの道のりを徒歩で巡礼するこの行事は、コムニオーネ・エ・リベラツィオーネの主催によるもの。
今年ですでに28回目となるウォーキングには、イタリア全土からおよそ60万人が参加、教皇の意向に沿って、聖地の正義・平和とヨーロッパのキリスト教精神の再発見ために祈りながら10日夜から11日朝にかけて歩き、終点であるロレートの聖母巡礼聖堂を目指した。
教皇は参加者へのメッセージで、「すべてを吟味して、良いものを大事にしなさい」(1テサロニケ5、21)という聖パウロの言葉を心に留めるよう招きながら、マリアの母としての取次ぎを通して世界の希望であるキリストと出会うことができるようにと祈られた。
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