3日、スペイン・バレンシアの地下鉄事故の報を悲しみを持って受け取られた教皇ベネディクト16世は、犠牲者の冥福と、遺族とすべての市民のために深い祈りを捧げられた。
また、教皇はバレンシア大司教に送られた電報で、事故に巻き込まれたすべての人々との人間的・精神的分かち合いを表明されると共に、家族を失った人々に神の慰めを祈られた。
バレンシアでは今月1日から、カトリック教会の第5回世界家庭大会が開かれており、教皇は閉会式をとり行うため8日、9日に同地を訪問することになっている。
世界家庭大会の主催関係者は、事故犠牲者のため3日間の喪に服すことを決定した地元行政当局と教区に従い、4日から6日の祝祭的行事をすべて中止した。この間、スペインの全教区では犠牲者のための特別な祈りが捧げられる。
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