中東危機:
「武器を捨て対話の道を」
教皇、世界の信者たちと共に祈る
(2006.7.23)

 

 教皇ベネディクト16世は、23日、滞在先ヴァレ・ダオスタのレ・コンブの山荘で正午の祈りの集いを持たれた。

 この日を中東平和のための祈りと悔い改めの日とするよう、すべての信者らに呼びかけておられた教皇は、紛争当事者らに対し直ちに攻撃を中止して人道支援を可能とし、国際共同体の協力のもと交渉への糸口を見出すよう、改めて強いアピールを発せられた。

 教皇はまたこの席において、レバノン国民の自国の一体性と主権の尊重を享受する権利、イスラエル国民の自国において平和のうちに暮らす権利、パレスチナの人々の自由で主権ある祖国を持つ権利を再び強調された。

 また、教皇は不当にもこれらの闘争に巻き込まれた無防備な市民たちこそは犠牲者であるとして、避難所で生活するガリラヤ地方の人々、再び国を破壊されすべてを捨てて逃げざるを得ないレバノンの人々を案じられ、人道支援団体の連帯の業がすみやかにこれらの人々に届くよう願われた。

 教皇は、前日22日に記念されたマグダラのマリアが人間の弱さの中にキリストの慈しみの愛の力を体験したこと、この日23日に記念される聖ビルジッタがスウェーデンからローマに移り住み、聖地まで巡礼したことなどを思い起こされつつ、愛する中東の人々が武力闘争を捨て、勇気ある対話を通して正義に基づく永続的平和を築くことができるようにと、平和の元后マリアに祈られた。

 レ・コンブの山荘に付随する広々とした緑地帯では、正午の祈りの前にアオスタ教区のジュゼッペ・アンフォッシ司教と、周辺教区の司教らの共同司式によってミサが捧げられた。地元市民や近隣国から訪れた巡礼者たちはミサと教皇との集いの中で平和のために一致して祈った。

 この日、教皇の意向に従って多くの国々の教会で祈りが捧げられたが、バチカンの聖ペトロ大聖堂でも、中東の平和のためのミサが、レバノンのマロン典礼の司教によって司式された。

 

 

 

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