教皇庁信徒評議会は、スポーツを司牧的課題として考察する本を出版した。
「今日のスポーツの世界、キリスト教的取り組みの分野として」と題されたこの本は、昨年11月11日から12日にかけてバチカンで行なわれたスポーツをテーマにした司牧セミナーにおける発表をまとめたもの。内容は140ページで、発行はバチカン出版局。
スポーツ倫理を中心に据えたこの本では、スポーツを人類共通の文化遺産と捉えながらも、商業主義や、成績至上主義、政治やマスメディアの影響を受けかねないその世界を見つめ、スポーツ本来の顔と精神、その高い価値をどのように取り戻すべきかを、社会学者や神学者、司牧者、スポーツ関係者など様々な視点を通して考察している。
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