教皇ベネディクト16世は、4日、イタリア・アッシジで開催された「国際ミーティングと平和のための祈り」にメッセージをおくられた。
この集いは教皇ヨハネ・パウロ2世が同地で1986年に「平和のための祈りの日」を行なわれたことがきっかけとなり始められたもので、以来20年にわたり世界の諸宗教関係者参加のもと、アッシジの聖人、聖フランシスコの精神に倣い、平和の祈りが捧げられてきた。
今年のテーマは「平和な世界のために、対話する宗教と文化」。2日間の日程の中では、宗教者や政治家、学者・文化人たちが参加し、総会の他、エキュメニズム、祈り、貧困、グローバル化、共存などの小テーマに沿っての分科会が開かれた。
教皇は参加者へのメッセージで、戦争やテロリズムから世界を救うためには、まず心の中に平和を築くことが必要と強調され、そのための宗教の役割、特に祈りと対話の重要性を示された。
![]() |
|||
|