教皇ベネディクト16世は、29日、マラウイの司教らとお会いになった。
同国の司教団は25日から定期訪問のためにローマを訪れていた。
マラウイはおよそ1130万人の人口の約半分がキリスト教徒で、そのうちの約268万人がカトリック信者。
司教らへの挨拶で教皇は、世俗化・物質化した価値観に支配された世の中において、これに反する文化スタイルを保つことは難しいことであるが、聖職者たちが真にキリストに中心を置いた生き方を模範として示すことがますます重要になっている、と述べられた。
また、活気と喜びに満ちたマラウイの教会とその典礼に触れられた教皇は、優秀な教育者やカテキスタを通して、教会を支える若い世代の育成にこれからも尽力するよう願われた。
教皇は食料不足やエイズ、堕胎や、子どもたちの人身売買などの問題にも言及され、問題解決のための原因を掘り下げ、常に真理を告げることの大切さを強調された。
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