カナダ出身のルイ・アルベール・ヴァション枢機卿(94)が29日ケベック市内で逝去した。
ヴァション枢機卿は、1912年、サン・フレドリック・ド・ボースの生まれ。1938年、司祭叙階。ラヴァル大学・神学部で教鞭を取り、後、学長に。1977年、司教叙階。1981年、ケベック大司教(1990年現職引退)。1985年、枢機卿に任命された。
教皇ベネディクト16世はケベック大司教区に送られた弔電の中で、キリストと教会のために生涯を捧げ、信者たちのキリスト者としての生き方を向上させるよう尽くした熱心な司牧者としての同枢機卿を思い起こされ、心から冥福を祈られた。
同枢機卿の葬儀は10月5日、ケベックの司教座聖堂でとり行われる。
ヴァション枢機卿の逝去によって、全枢機卿数は189人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は116人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は73人となった。
![]() |
|||
|