教皇ベネディクト16世は、7日、イタリア中部ロマーニャ地方の巡礼団とお会いになった。
およそ9500人からなる大巡礼団は、教皇ヨハネ・パウロ2世の1986年5月の同地方司牧訪問から20年を記念してバチカンを訪れた。20年前の訪問で、前教皇はフォルリやイモラ、ラヴェンナなどロマーニャの7都市を巡られた。
教皇は巡礼団への挨拶で、消費主義や世俗主義が広がる今日、勇気を持ち、神の恵みに信頼と希望をよせて現代社会の挑戦に立ち向かうことの必要性を説かれた。
そして、ヨハネ・パウロ2世の生き方とその教えを思い起こし、「キリスト者である喜びを証しすること」を教会全体の一致した課題とするよう励まされ、人々を聖母の保護に託された。
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