かつて教皇官邸管理室長を務めたディーノ・モンドゥッツィ枢機卿(84)が、13日未明、逝去した。
モンドゥッツィ枢機卿は1922年、イタリアのブリシゲッラの生まれ。1945年、司祭叙階。1959年、教皇庁入りし、教皇私室責任者(現在の教皇官邸管理室長)に。1964年、パウロ6世の聖地訪問に随行。1967年、組織改革で教皇宮殿管理責任者となり、さらに1986年、ヨハネ・パウロ2世のもと教皇官邸管理室長に。翌年司教叙階。1998年まで同職を務め、ヨハネ・パウロ2世の130のイタリア国内司牧訪問と、268のローマ小教区訪問に同行した。1998年2月、枢機卿に任命された。
教皇ベネディクト16世は、モンドゥッツィ枢機卿の親族に宛てた弔電で、同枢機卿の4代の教皇のもとでの献身的な奉仕と、賢明さと有能さをもって企画・準備された多くの教皇謁見や司牧訪問を思い起こされた。
モンドゥッツィ枢機卿の逝去によって、全枢機卿数は188人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は116人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は72人となった。
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