教皇ベネディクト16世は、14日、聖ピオ・ダ・ピエトレルチーナ神父のゆかりの地、イタリアのサン・ジョヴァンニ・ロトンドからの巡礼団とお会いになった。
およそ3万人からなる大巡礼団は、聖ピオ神父の推進した事業の一つである、総合病院「苦しみを和らげる家」の設立50周年を記念してバチカンを訪れた。
この日、聖ペトロ広場で教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿司式のミサに与った巡礼団に、教皇は温かい挨拶をおくられた。
聖ピオ神父の意志により、サン・ジョヴァンニ・ロトンドの小さな修道院の横に建設された病院が、近代的設備を整えた南イタリアで最も大きな病院となったことに、神の愛と科学、祈りと研究との調和を見出された教皇は、謙遜なカプチン会士、聖ピオ神父の遺した多くの善の実りを受け継ぎ、皆で大きな霊的家族として神の愛のメッセージを伝えていくようにと励ましをおくられた。
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