聖テオドーラ・ゲラン修道女
(1798〜1856)

 

 テオドーラ・ゲランは、1798年、フランスのエターブルで生まれた。修道女になる前はアンナ・テレサと呼ばれていた。テオドーラは10歳の頃から生涯を神に捧げたいという気持ちを抱いていた。初聖体の日にその望みを聴罪師に打ち明けた。家庭の事情もあり、テオドーラはその希望の実現まで数年待たなければならなかった。

 1823年、25歳で御摂理修道女会の修練院に入会した。彼女の知性と有能さは、しだいに他の姉妹たちの高い評価を得るようになった。1825年、初誓願を立てテオドーラという修道名を受けた。1831年に終生誓願を立て、1840年、長上からアメリカに出発する宣教女のグループの責任者に任命され、北アメリカに旅立った。

 修道女たちを連れアメリカに到着したテオドーラを待っていたのは、いまだ道路も何もない荒地であり、極貧状態の小屋のような修道院でその宣教生活が始まった。テオドーラと姉妹たちは、その地で自然の脅威や、疾病、飢えなど大きな困難に次々に襲われ、またカトリック宣教者への偏見、人々の無理解と戦いながらも、神の御旨のために働き、1年後には修道会の最初のアカデミーを、そして、1842年にはインディアナやイリノイなどに学校を創立した。

 後、アメリカの修道院はフランスの本部から分離独立する決定となり、テオドーラはセント・マリー・オブ・ザ・ウッズ御摂理修道女会の総長となった。彼女は人々の持っている最良のものを引き出し、困難な目標に到達させる能力に恵まれていた。彼女は、神を、人々を、修道会の姉妹たちを、教会を愛し、神への深い信頼のうちにあらゆる困難に耐え、その全生涯を寛大に捧げた。

 テオドーラは修道女たちの養成に力を尽くし、霊的な豊かさをもって修道女一人ひとりを神への愛、人々への愛に導き、宣教女として素晴らしい模範を残し、1856年、帰天した。

 

 

 

 

 

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