教皇ベネディクト16世は、28日、バチカンを定期訪問中のアイルランド司教団とお会いになった。
司教らへの言葉で教皇は、物質文化の影響下にある現代の人々を、イエスに従うことから得られる真の喜びに導くよう呼びかけられた。
教会とは禁止事項のかたまりであるという表層的な考え方に対し、福音のメッセージの生き生きとした素晴らしさを伝える必要性を説かれた教皇は、カトリック系教育機関などを通し、積極的に「心の養成」に取り組むよう招かれた。
また、この席で、教皇は同国の教会で問題になった聖職者による未成年の虐待に言及され、事件の重大さを指摘すると共に、何よりも苦しむ被害者を支援し、真実を明らかにすることを急務とされた。
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