ジュネーブで開かれた国連人権理事会の第3回特別会議で、15日、常駐オブザーバーとして出席したバチカン代表シルヴァーノ・マリア・トマージ大司教は、イスラエル・パレスチナ間の闘争の一刻も早い終結を訴えた。
大司教は、止むことのない暴力と苦しみの連鎖を生む以外ないこの闘争に終止符を打つことが中東の安定のため急務であるとしながら、闘争に巻き込まれた両者が相互の基本的人権を尊重することが、真の平和の構築につながると述べた。
命の尊重をはじめ、人権の尊重は抽象的なものではなく、政治的にも豊かな結果を生み、平和の実りを可能とするものと大司教は述べると共に、平和の精神を推進するための国際社会の役割を強調した。
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