聖ペトロ広場でモミノキの点灯式
(2006.12.21)

 

 バチカンの聖ペトロ広場で、21日夕、クリスマスツリーの点灯式が行なわれた。

 降誕祭のために聖ペトロ広場にモミノキを飾る習慣は、教皇ヨハネ・パウロ2世によって1982年から始められたもので、隣に設営されるプレゼピオ(イエスの降誕を再現した馬小屋の模型)と共に、主の降誕の喜びを告げるシンボルとして、今やバチカンの冬の風景に欠かせないものとなっている。

 モミノキは毎年ヨーロッパを中心とした国々から寄贈されている。今年のツリーは南イタリア・カラブリア州から贈られた堂々たるシロモミで、大きな星を頂点に、金銀の飾り玉で伝統的な装飾が施されている。

 また、共に贈られた30本の小さなツリーは、バチカンの施設の各所に飾られる。中でもパウロ6世ホールのツリーはカラブリアの伝統工芸の陶器製の小物で、教皇宮殿のクレメンス・ホールのものには絹の飾り玉と乾燥させたベルガモット(同州特産の柑橘木)の花で飾り付けがされている。

 広場のツリーの点灯式には、カラブリア州使節と、バチカン市国代表者らが出席した。

 同州知事や、バチカン市国行政長官ジョヴァンニ・ラヨロ大司教の挨拶に続き、一人の児童によってツリーが点灯されると、大きく広がった枝々に輝く無数の光に参加者から感嘆の声が上がった。

 この後、カラブリア地方の音楽に合わせて、伝統衣装の少年少女たちがモミの木の下で民族舞踊を披露し、参加者や観光客の目を楽しませていた。

 

 

 

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