教皇ベネディクト16世は、今月末クロアチアのザグレブで開かれるテゼ共同体の集いにメッセージをおくられた。
同共同体は、ロジェ・シュッツ師が創立したエキュメニカルなキリスト教共同体で、世界各国の様々な宗派のキリスト教教会の若者たちが共に祈りの生活を体験している。
テゼ共同体の第29回ヨーロッパ集会に向けたメッセージで教皇は、故ブラザー・ロジェの遺志を継ぎながら、兄弟愛の大切さと、まわりの人に心を開く必要性をますます認識し、一人ひとりが神の子として受け入れられ、愛され、尊重されるような人類家族の構築に貢献して欲しいと願われた。
そして、キリストのように愛し生き、福音のメッセージの普遍性を信仰を同じくするキリスト者として共に世に示すよう、励ましを与えられた。
この集会には、エキュメニカル総主教バルトロメオ1世、モスクワ総主教アレクシイ2世、ローワン・ウィリアムズ・カンタベリー大主教もそれぞれメッセージをおくっている。
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