主の降誕:
教皇「今日も人類は救い主を
必要としている」
(2006.12.25)

 

 主の降誕の大祝日を迎え、教皇ベネディクト16世はバチカンから世界に向けクリスマスのメッセージと祝福をおくられた。

 24日に主の降誕の深夜ミサをとり行なわれた教皇は、25日正午、恒例のウルビ・エト・オルビ(ローマと全世界への教皇祝福)のため、バチカンの聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーに立たれた。

 素晴らしい好天のもと、バチカンの広場は世界各国の巡礼者であふれ、スイス衛兵隊とイタリアの軍隊の楽隊の演奏や、日差しに輝くモミノキがクリスマスの喜ばしい空気を伝えた。

 クリスマス・メッセージの中で教皇は、「私たちの救い主が世にお生まれになった」という2千年前の希望の知らせは、科学技術の目覚しい発展を享受する現代の人類にとってまだ意味を持っているのだろうか、と問いを投げかけながら、いまだ飢えや病気、貧困、人権の侵害、暴力、孤独などに苦しんでいる人類の様相を見つめられた。

 現代の人類は様々な進歩と発展にも関わらず、その複雑さ、人間的・倫理的危機ゆえに、いっそう救い主を必要としていると教皇は述べ、特に、中東、レバノン、イラク、スリランカ、ダルフールはじめアフリカ大陸、ヨーロッパやラテンアメリカでの紛争や緊張をもたらしている問題が解決され、平和な世界が訪れるようにと祈られた。

 この後、教皇は日本語を含む62言語でクリスマスと新年の挨拶を述べられ、ローマと世界に向けて教皇祝福をおくられた。

 

 

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