キリスト者として最初の殉教者、助祭聖ステファノの祝日である26日、教皇ベネディクト16世は、正午の祈りの集いで、今日も信仰のゆえに迫害され、困難な状況にあるカトリック信者らのために祈りを捧げられた。
教皇は、主の降誕の喜びの翌日に、ステファノの殉教が記念されることに違和感を見出すことがあるかもしれないが、飼い葉おけの中の幼子イエスがやがて十字架上の死によって人類を救うこと、そのキリストに倣って生き最初に殉教したのが聖ステファノであることを理解することで、その2つの祝日に深い意味を見出すことができると話された。
そして、教皇は、福音に従いそれを証しするために迫害され苦しむ人々、また聖ペトロの後継者への忠誠のために非常に困難な状況にあるカトリック信者を、神の御子イエスの誕生の喜びと死の深い苦しみを体験した聖母に託して祈られた。
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