「幼子イエスを迎える霊的準備を」
教皇、降誕祭前に
(2006.12.24)

 

 主の降誕の大祝日を翌日に控えた24日、教皇ベネディクト16世は、バチカンで日曜正午の祈りの集いを行われた。

 すがすがしい青空が広がったこの日曜日、美しく飾りつけたツリーや除幕を待つばかりのプレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)などすっかり降誕祭の準備の整った聖ペトロ広場には、家族連れの市民などおよそ4万人が集い、教皇の講話に耳を傾けた。

 教皇は、聖なる主の降誕祭を前に、その神秘を信仰の目を持って観想し、私たちの救いとしておいでになる幼子イエスを各自の中に受け入れる準備をするよう信者らを招かれた。

 私たちのために人となられた神によって、私たち皆が愛され受け入れられていると感じ、創造主にとって一人ひとりが大切で唯一のものであると知ることができると述べた教皇は、キリストの降誕はすべての人間の命が、その最初の瞬間から自然の死に至るまでいかに尊いものであるかを理解させてくれると話された。

 ベトレヘムの貧しさの中に隠されたインマヌエル、私たちと共におられる神は、私たち一人ひとりの地上の旅の同伴者となることを望まれたがゆえに、神がこの世を住処とされたその時から、誰一人無関係な者はいなくなり、イエスによって聖化されたこの地上を、人生の旅をする私たちは「家」のように感じることができると、教皇は説かれた。

 イエスはこの地上の「家」がすべての人を受け入れるものであることを願っておられると、教皇は指摘され、「イエスは私たち一人ひとりのためにおいでになり、イエスにおいて私たちすべてを兄弟とされた」ということこそ、主の降誕の驚くべき贈り物であると述べられた。

 そして教皇は、私たちのためにおいでになり、私たちの心の中に住むことを望まれる幼子イエスを、各個人、家庭、町の中に深い喜びと共に迎え入れることができるよう、また、悲しみや孤独、病や苦しみの中にある人々に慰めがもたらされるよう、聖母マリアの助けを願って祈られた。

 間もなく降誕祭を迎えるに当たり、 バチカンではこの日17時から聖ペトロ広場の大型プレゼピオの除幕式が、24時からは聖ペトロ大聖堂で教皇による主の降誕の深夜ミサがとり行なわれる。

 

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