教皇ベネディクト16世は、19日、トルコの新大使とお会いになった。
ムアマール・ドガン・アクドゥル新大使から信任状を受け取られた教皇は、この席で公式の挨拶を交換された。
教皇は冒頭で、昨年11月末のトルコ公式訪問時における政府当局と国民の温かい歓迎に心からの感謝を表された。
現在の世界情勢が悪化するように見える中、異なる宗教の信者たちが平和のために協力し、宗教の名のもとに行われる暴力を非難し、相互尊重のうちにより兄弟愛に満ちた社会を共に築いていけるようにと教皇は願われた。
また、教皇は、トルコ憲法が保証する信教の自由を、同国で少数派のカトリック信者が享受することができるよう願われつつ、トルコの信者らへの励ましの言葉を託されると共に、正教会のバルトロメオ1世総主教にも挨拶をおくられた。
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