教皇ベネディクト16世は、21日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。
この日曜日、18日から始まったキリスト教一致祈祷週間の4日目を迎えた。教皇は祈りと、共に行なう慈愛の行為をもって、愛と真理のうちにキリストのもとに一致することができるようにと呼びかけられた。
祈祷週間の最終日25日、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂で夕べの祈りを行なうことを予告された教皇は、一致は祈りのうちに実現するものであり、より多くの人々が心を一つにして祈るほど、主は喜ばれると述べ、大勢の参加を期待された。
教皇は今年のキリスト教一致祈祷週間の基本計画は南アフリカのウマルツィの信者たちによって起草されたことを紹介され、貧しく、エイズが蔓延する同地において、復活のキリストは皆の希望であり、「耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる」(マルコ 7, 31-37)というテーマには、キリストにはすべてが可能であるというメッセージが込められていると話された。
エキュメニズムとは深い対話の体験、互いに耳を傾け合い、話し合い、理解し合うことであると教皇は述べ、特に祈りと、人々の苦しみを和らげるための兄弟的協力を通して、一致への熱望を表していって欲しいと願われた。
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