教皇ベネディクト16世は、27日、バチカンの控訴院の関係者とお会いになった。
バチカンには、教会法上の件を扱う司法機関として教会裁判所があり、これらは内赦院、控訴院、最高裁判所から構成されている。
控訴院は、各地方の教区裁判所の判決を不服とした場合の提訴、または直接の提訴を扱う機関で、特に結婚の有効・無効を問う訴訟で知られている。
教皇は、控訴院の今年の仕事始めにあたりおくられた挨拶で、今日の社会で結婚の価値が危機にさらされていることを憂慮され、神が制定された結婚の絆の真理を現代社会の相対的な倫理観や法制上の実利主義から守る必要を強調された。
![]() |
|||
|