教皇ベネディクト16世は、9日、世界の貧しい地域を感染症から救うためのワクチン研究開発計画を進める関係国財務相らにお会いになった。
Advanced Market Commitments(AMC)と呼ばれるこのプロジェクトは、予防医療の一環として、特に新ワクチン研究開発の資金を提供し、感染症の危機にさらされている最貧国に向けその普及を推進することを目的としたもの。
この日、バチカンでの教皇との会見には、この計画に賛同・協力するイタリア、英国、カナダ、ロシアの財務大臣と、ヨルダン王妃、世界銀行総裁らが集った。
子どもたちをはじめ、多くの人々が感染症で命を失うことを防ぐために、ワクチンの普及は急務と述べた教皇は、この「将来性のある建設的な計画」のための努力を高く評価され、教皇庁の協力を約束された。
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