プリスキラとアキラを考察
教皇一般謁見
(2007.2.7)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで7日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

 この日の謁見は2つの会場で行なわれた。教皇は最初に聖ペトロ大聖堂に向かわれ、現在バチカン定期訪問中の司教らが引率するイタリア・ロンバルディア州の巡礼団に挨拶をおくられた。

 続いてパウロ6世ホールの参加者にお会いになった教皇は、カテケーシス(教会の教えの解説)の中で、使徒パウロの協力者で初代教会時代にその活動を通して重要な役割を果たしたプリスキラとアキラ夫婦について考察された。

 アキラとプリスキラ(プリスカ)はラテン名をもつユダヤ人であること、彼らはローマからコリントへ移り、そこで50年代初頭パウロに出会ったこと、彼らはパウロを家に住まわせ、同じテント職人として共に働いたことなどを教皇は紹介。

 また、彼らが小アジアのエフェソに向かい、この地でアレクサンドリア出身のユダヤ人アポロにより完全なキリスト教の教えを説明したという使徒言行録の記述(18,26)を、彼らの熱心な活動を表す事項として示された。

 さらに、パウロがコリントの信徒への手紙1の中で、「アキラとプリスカが、彼らの家に集る教会の人々と共に、あなたがたによろしくと言っている」(16,19)と記している箇所に注目された教皇は、自宅に信者のグループを招き、み言葉を聞き、聖体祭儀を祝うという、この夫婦が初代教会時代に果たしていた大変重要な役割を指摘された。

 アキラとプリスカは、ローマに戻った後もこの貴重な活動を続け、パウロはローマの信徒への手紙(16,3-5)で、この2人を「イエス・キリストにおけるわたしの協力者」「命がけでわたしの命を守ってくれた人たち」と賞賛していることを教皇は感慨をもって語られ、彼らと同様、キリスト教を人々の間に根付かせるために使徒たちと共に活躍した多くの家族、夫婦、共同体、信徒たちに思いをはせられた。

 そして、教皇はアキラとプリスカを教会全体のために献身した夫婦の模範として称えると共に、すべての家庭が召されている「家庭教会」としての役割を強調された。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス(要約)

 

 

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