教皇ベネディクト16世は、24日、教皇庁立生命アカデミーの関係者に挨拶をおくられた。
同アカデミー(議長:エリオ・スグレッチャ司教)は、このたび第13回総会および「生命の権利を擁護するキリスト教的良心」をテーマとした国際会議をバチカンで開催していた。
会議参加者らへの挨拶で教皇は、安楽死や堕胎をはじめ、薬による中絶、「完璧な子」を強迫観念的に追求するまでのバイオテクノロジー研究への関心と、人工生殖や、生まれてくる命を選択する傾向が懸念される診断の普及など、新しい形を持つ現代の様々な生命への脅威を指摘。すべての生命の権利を保証することは人類の未来を左右する任務であると述べ、信仰的良心に深く基づいて生命を守るキリスト者の努力を呼びかけられた。
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