教皇ベネディクト16世は、13日夕、ロシアのウラジミル・プーチン大統領の訪問を受けられた。
ベネディクト16世とプーチン大統領が会見するのは今回が初めてのこと。大統領を温かく歓迎された教皇は、続いて個人会談を持たれた。
この訪問では、教皇・大統領会談と平行し、セルゲイ・ラブロフ外相およびその他大統領使節メンバーと、教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿、外務局長ドミニク・マンベルティ大司教の間でも会談が行なわれた。
これらの会談では、バチカンとロシア連邦のこれまでの友好関係に触れつつ、特に相互の文化的交流のさらなる発展が望まれた。こうした中で、カトリック教会と正教会の関係、また中東をはじめとする国際情勢などについての意見交換も行なわれた。
さらに、国家間の共存に対する重大な脅威である過激主義や不寛容にも注意が向けられ、平和を守り、闘争を交渉と調停によって解決する必要が強調された。
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