教皇ベネディクト16世は、9日、カステルガンドルフォで正午のレジナ・チェリの祈りを信者らと共に唱えられた。
8日、バチカンにおける復活祭の一連の宗教行事をとり行なわれた教皇は、午後からローマ郊外のカステルガンドルフォの離宮に向かわれた。
「天使の月曜日」と呼ばれる復活祭翌日、素晴らしい晴天もあり、緑深いカステッリロマーニ地帯の一角にあるカステルガンドルフォには、大勢の信者が詰め掛けた。
教皇は集いの説教で、この日の典礼で思い起こされる、マグダラのマリアともう一人のマリアの復活したイエスとの出会い(マタイ28・8−15)を観想された。
イエスに出会い「恐れることはない。行ってわたしの兄弟たちにガリラヤに行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる」という言葉を聞いた彼女たちの言い尽くしがたい大きな喜びに思いをはせられた教皇は、恐れることなく復活の主の希望と愛を伝えるメッセンジャーになるようイエスは今日も私たちを招いていると述べられた。
キリスト教の信仰は教義を受け入れることではなく、死に、復活されたイエスと出会うことであると教皇は話され、それぞれの生活を通して人々にイエスを伝えるようにと信者らを励まされた。
そして、復活節にアンジェラスの祈り(お告げの祈り)に代わって唱えられるレジナ・チェリ(天の元后)を離宮の中庭に集った人々と共に歌われた。
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