パヴィア訪問:
教皇、アウグスティヌスの
聖遺物前で祈り
(2007.4.23)

 

 教皇ベネディクト16世は、22日午後、司牧訪問先の北イタリア・パヴィアで大学関係者らと交流された後、アウグスティヌスの聖遺物を安置するサン・ピエトロ・イン・チェル・ドーロ教会で夕べの祈りの集いを持たれた。

 教皇が訪問されたパヴィア大学は、1361年に創立されたイタリアでも最も歴史ある大学の一つ。

 関係者への挨拶で教皇は、人間を中心とした教育と、細分化した諸専門を超えまとめるコミュニティーとしての性格を大学教育の重要な柱として示されたほか、科学研究が人間の存在の意味を問い、信仰と文化の豊かな対話を促進するものであるようにと願われた。

 2日間に渡った今司牧訪問を締めくくるものとして、教皇はサン・ピエトロ・イン・チェル・ドーロ教会へ赴かれた。

 同教会についての記録は7世紀初頭に始まり、12世紀頃、現在見られるロマネスク様式に整えられた。聖堂内には聖アウグスティヌスの遺骸を納めた荘厳な石棺がある。教皇は若くから聖アウグスティヌスの研究に励まれ、様々な機会に同聖人の言葉を引用されている。教皇は同教会への巡礼を希望されていた。

 教会に入られた教皇は石棺の前で深い祈りを捧げられ、続いて聖堂内に集った教会関係者らと共に夕べの祈りを唱えられた。

 教皇は集いの説教で、キリストの愛と出会うことで目を開かれ、「常に古く新しい美しさ」を発見すると共にその中にのみ心の平和を見出した聖アウグスティヌスの墓前で、ご自分の最初の回勅「デウス・カリタス・エスト」を改めて教会に差し出し、神は愛であるという福音の中心メッセージを皆に伝えたいと述べられた。

 パヴィアを後にする前、教皇は同教会の前に集った子どもたちに、「皆さんは神様のとても近くにいます。神様の愛は特に皆さんのものです」と話しかけられ、子どもたちと祈りの交換を約束された。

 そして、同地を発たれた教皇は同日夜バチカンに戻られた。

 

 

 

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