教皇ベネディクト16世は、世界召命祈願日を記念した29日、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この中で司祭叙階式をとり行なわれた。
世界召命祈願日は、司祭や修道者への神の招き(召命)に、多くの人がこたえる事ができるよう、カトリック教会全体が祈りを捧げる日。
この日、ローマ教区の助祭22人を司祭に叙階された教皇は、キリストに深く霊的に一致することで良き羊飼いイエスの思いを自分のものとし、常に喜びをもって人々に奉仕するよう新司祭らに願われた。
同日正午のレジナ・チェリの祈りの集いで、教皇は今年の世界召命祈願日のテーマ「交わりとしての教会の奉仕への召命」を示しながら、洗礼を受けたすべての人は神の救いの業に貢献するよう招かれていると述べ、それぞれが教会の交わりの中心にある聖体の秘跡から霊的な力を汲み取り、愛のうちに一致した教会を築いていこうと呼びかけられた。
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