教皇、北イタリア訪問
ヴィジェヴァノでミサ
(2007.4.21)

 

 教皇ベネディクト16世は、21日、イタリア・ロンバルディア州のヴィジェヴァノとパヴィアの両市を司牧訪問された。

 この訪問は、聖アウグスティヌスの聖遺物を保管するパヴィアを訪れると共に、ロンバルディア州の信者たちを励ますことを目的としている。

 この日の午後、バチカンを後にされた教皇は、ミラノ経由で第一の訪問都市、ヴィジェヴァノに到着された。

 ヴィジェヴァノは、ミラノの西南35q、人口約6万人の町。中世からルネッサンス期にかけて発達した町並みの中でも、特にドゥカーレ広場や、スフォルツェスコ城が知られている。

 同地をローマ教皇が訪れるのは、1481年、マルティーノ5世以来とあり、教皇の到着に合わせ教会はいっせいに喜びの鐘を鳴らし、町角のいたるところで鈴なりの市民が教皇を熱心に歓迎した。

 まず教皇は、サンタンブロージョ広場に面した司教館のバルコニーから、広場に集った病者や若者たちに到着後の第一声として「キリストは復活されました。キリストは今日も、そしていつも私たちと共にいます。キリストに信頼し、キリストを心のすべてをもって愛しましょう」と励ましの言葉をおくられた。

 続いて教皇はミサ会場となったドゥカーレ広場に向かわれた。

 いくつものアーチを描きながらリズミカルに続くポルティコ(柱廊)とバロック様式の教会のファサードに囲まれたドゥカーレ広場は、イタリアの最も美しい広場の一つに数えられる。細く長い形の広場にはおよそ1万人の人々が詰めかけた。

 教皇はミサの説教で、復活後のイエスが漁をして何も取れなかった弟子たちに「網を打ちなさい」と勧め、大漁という結果を見て彼らは「主だ」と気付いたエピソードを取り上げながら、「皆さん、網を打ち、主を見出しましょう」と信者らに呼びかけられた。

 この後、教皇は人々と別れを惜しまれながらヴィジェヴァノを後にされ、パヴィアに向かわれた。

 

 

 

 

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