6日午後、バチカンでスイス衛兵隊の新入隊員の宣誓式が行なわれた。
バチカンのスイス衛兵隊は、1506年の創立から昨年で500年を迎えている。
毎年5月6日は、1527年5月6日の神聖ローマ皇帝カール5世の軍隊による「ローマ略奪」の際、時の教皇クレメンス7世を守るために147人のスイス衛兵が命を落としたことを追憶し、記念ミサなど一連の行事が行なわれる。
特にこの日は、新しく入隊する衛兵の宣誓が行なわれる日であり、夕方からバチカン宮殿のダマソの中庭では38隊員が伝統にのっとり、教皇と教会に対する忠誠を誓った。
教皇ベネディクト16世はこの宣誓式に先立つ5日、新隊員らに任務に忠実であると同時に模範的なキリスト者であるようにとの、励ましの言葉をおくられた。
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