教皇ベネディクト16世は、7日、世界各国の女子修道会の責任者らとお会いになった。
女子修道会総長国際連盟は世界85カ国の794女子修道会の責任者からなる組織。同連盟はこのほどローマで定期総会を開催した。
総会出席者への挨拶で、教皇は日ごろ福音宣教、教育、社会福祉の第一線で奉仕しながら神の愛を証しする女子修道者たちに感謝を表された。
教皇は今総会のテーマ「全人類に希望といのちをもたらす新たな霊性を織り出す挑戦」を取り上げながら、現代の世界を見つめ、その叫びを聞きとり、教会への奉仕という生きた布を織り出していくために、奉献生活の精神の刷新と人々の必要に応える使徒的アプローチの双方の大切さを示された。
特に教皇は、非常に奥深い宣教活動・霊的活動において常に神との固い内的な絆を保つ必要性を強調。日常生活の関心や問題に心をとらわれすぎ神との親しさを失うことなく、教会の預言的先駆者であった各修道会の創立者の精神に倣い、自分を完全に奉献する中で、具体的な行いと言葉を通じて神の愛を人々に伝えるよう招かれた。
また、時代の文化や社会の挑戦に対応できるよう会員らの人間的・文化的・霊的育成に心をくだき、ミッションを見据え安易さや気楽さに陥らず、教会の唯一の使命のためにそれぞれの豊かなカリスマを分かち合い、司教、司祭、信徒、家族らとの誠実な協力関係を築くよう助言された教皇は、イエスの墓におもむき復活の主と出会う恵みを得た女性たちのように、復活の喜びのメッセージを伝える者となって欲しいと、関係者らを励まされた。
![]() |
|||
|