教皇ベネディクト16世は、バチカンで6日、日曜正午のレジナ・チェリの祈りを信者と共に唱えられた。
教皇は5月に入って最初の日曜日の集いで、復活祭後であると同時に伝統的に聖母に捧げられたこの月に、聖霊の訪れを待って一致して祈る弟子たちに付き添う母としてのマリアの姿を観想し、マリアと共に初代教会の信仰に立ち返りながら、十字架につけられて死にそして復活した、人類の希望キリストを告げるという今日も変わらない使命を心に留めるよう呼びかけられた。
続いて、今月9日から14日までブラジル司牧訪問を行なわれることを予告された教皇は、第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会の開会式という主目的のほか、若者や司教たちとの出会い、福者アントニオ・ディ・サン・タンナ・ガルヴァンの列聖式など、訪問先での予定を紹介された。
全世界のおよそ半分のカトリック信者が住み、中でもその多くは若い世代という「希望の大陸」ラテンアメリカを初めて訪れるにあたり、司牧訪問旅行と特に第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会の実りのために聖母に祈って欲しいと教皇は信者らに願われた。
この日、バチカンの広場には、ローマ市とラツィオ州のカトリック系の学校の生徒たちが参加する毎年恒例のスポーツ行事「春のマラソン」に参加する青少年が集い、教皇は若い元気なランナーたちに励ましの言葉をおくられた。
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