教皇ベネディクト16世は、ブラジル司牧訪問3日目を迎えた11日、サンパウロで市民参加のミサを捧げられ、この中でフランシスコ会士フレイ・ガルヴァンの列聖式をとり行われた。
数日前までの不安定な空模様も一掃し、この日サンパウロには爽やかな青空が広がった。教皇ミサの会場となったカンポ・デ・マルテ飛行場には、夜明け前から参加者らが続々と集い、ミサの開始前にはその数は50万人以上に達した。
フレイ・ガルヴァンと呼ばれ親しまれているアントニオ・ディ・サン・タンナ・ガルヴァン(フランシスコ会司祭1739−1822)は、この日初めてのブラジル生まれの聖人として宣言され、教皇は人々とその大きな喜びを分かち合った。
教皇は同日午後からサンパウロの司教座聖堂でブラジルの司教団との出会いを持たれ、夜には第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会開催地、アパレシーダに向かわれる。
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