教皇ベネディクト16世は、11日午後、ローマ教区の教区会議のため、ラテランの聖ヨハネ大聖堂を訪問された。
この会議は来年の教区司牧計画案起草のために、「主であるイエス:信仰、継承、証し」をテーマに14日まで開催される。ローマ教区司教として開会式をとり行われた教皇は、討議の指針となる講話を行なわれた。
教皇は、人間の育成がマスメディアの伝える消費主義や相対主義、体や性に対する破壊・ぼうとく的メンタリティーに影響されている今日、愛である神を模範にそれぞれの人生を形成し、存在の意味を与えるキリスト教的教育はますます重要性を帯びていると述べられた。
そして、信仰とは過去のものであるという先入観から青少年が解放されるよう助け、キリスト者として生きることは可能かつ理性的であることを理解させる必要を強調された。
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